ryuunogamenikki

ゲーム・アニメ・ラノベについて書いていこうと思っています

これは「おわりの物語」 『いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために』を読ませていただきました

皆さんこんにちは、リュウです。 今回は電撃文庫様より『いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために』を読ませていただきました。 タイトルが長いので今後は『いつかず』と略したいと思います。

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『いつかず』ってどんな作品?

『いつかず』は著者「西塔鼎」、イラストレーター「Enji」で贈られる1巻完結の戦記ファンタジーです。 f:id:ryuunogamenikki:20211019120655j:plain 西塔先生は同じく電撃文庫様より『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』や『戦争殺しの姫君と六人の家臣たち ウォ-ロック・プリンセス』などの作品を出されています。 f:id:ryuunogamenikki:20211019154017j:plain f:id:ryuunogamenikki:20211019154019j:plain

Enji先生は色使いが本当に美しいイラストレーターさんで、pixivで数多くのイラストを描かれているので是非チェックしてみて下さい! https://www.pixiv.net/users/14205429

登場するメインキャラ

主人公の「レンカ」  「帝政圏」と永く戦争している「連邦」所属の少年兵で、年は16。死亡率が高いと言われる前線部隊の少年兵の中ではかなり長く生き残っており、仲間からは【不死身(サバイバー)】と呼ばれている。体格は小柄。

ヒロインの「四月」  レンカたち歩兵部隊の前に現れた謎の少女。氷と雪を操り周囲を凍結させる異能を持ち、その圧倒的な力によって戦況を一変させた。連邦の兵士たちからは『氷棺(ひつぎ)の聖女』と呼ばれている。

レンカと同じ部隊の「カイ」  レンカとは同じ部隊、同じ少年兵として共に激戦を乗り越えてきた。いつも飄々としているが、いざというときは頼りになる一面も。

もう1人のヒロイン「シャル」  レンカ・カイと同じ部隊の兵士。かなり珍しい少女従軍者で、レンカにやや気があるようだ。少女とはいえ何度も死線を乗り越えてきたため、思い切りがよく、危険な行動も厭わない。

あらすじ

少年兵レンカはその日、奇跡を見た。 それは、春に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。 その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺の聖女』と——。 レンカと少女はふとしたことから出会い、二人は少しずつ、その距離を縮めていく。 だが、彼らは忘れていた。 少年が「ただの兵士」であることを。 少女が「絶対の兵器」であることを。

これは愚かな少年と、幸せではない少女の出会いと、そして、別れの物語。

総評

この話はある軍人の回想という体で展開されます。おわりの物語、悲劇の物語、そんな文が帯に書かれていたので、読み始める前はハッピーエンドを期待していませんでした。しかし、読んでいるうちにハッピーエンドを願わずにはいられなくなる、そんなお話でした。戦争の悲惨さ無情さがリアルに表現されていて、とても臨場感がありました。戦記ものが好きな人はきっと気にいると思います! ちなみにこの本は『死にたがりの聖女に幸せな終末を』の前日譚に当たります。発売されたのは『死にたがりの聖女』の方が先ですが、個人的には『いつかず』から読むのをおすすめします!

『死にたがりの聖女』は明日ブログに書くので、そちらも是非ご覧ください!

今回は電撃文庫様より『いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために』を読ませていただきました。 もしこの作品が気になったら下のAmazonページから是非お買い求めください!

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(._.)m