ryuunogamenikki

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凍りつく世界で最後まで君と 『さいはての終末ガールズパッカー』を読ませていただきました

リュウです。今回は電撃文庫様より『さいはての終末ガールズパッカー』を読ませていただきました。 f:id:ryuunogamenikki:20211027215409j:plain

『さいはての終末ガールズパッカー』ってどんな作品?

この作品は著者「藻野 多摩夫」、イラストレーター「みきさい」で贈られる、終末系ファンタジー小説です。

著者の藻野先生は同じく電撃文庫様より『オリンポスの郵便ポスト』や『できそこないのフェアリーテイル』などの作品を出しています。 f:id:ryuunogamenikki:20211027215805j:plain f:id:ryuunogamenikki:20211027075136j:plain

イラストレーターのみきさい先生は色使いが本当に綺麗なお方で、pixivで多くの可愛い女の子のイラストを描いていらっしゃるので是非ご覧ください! https://www.pixiv.net/users/22547711

登場するメインキャラ

主人公「レミ」 亡き祖父を継いで人形技師になるのが夢の16歳の少女。リーナを修理するため、《楽園》エリシウムを目指し、生まれた村を旅立つ。性格は明るく元気で、好奇心旺盛。物をなんでも分解しようとする癖がある。 リーナが大好き。

レミの1番の友達「リーナ」 見た目は14歳ほどの自動人形(オートマタ)の少女。2000年前に製造され、記憶を失っていたが、レミに助けられ、共に旅をすることに。控えめな性格で、いつもレミに振り回されている。左手が動かない。ツッコミ兼、レミの暴走を止める係。レミが大好き。

↓左の少女がレミで右の少女がリーナ f:id:ryuunogamenikki:20211027074429j:plain

あらすじ

記憶を失った自動人形《オートマタ》の少女リーナ。出来損ないの人形技師でトラブルメーカーのレミ。百億歳を過ぎた太陽が燃え尽きようとする凍える世界で二人は出会った。

「ねえ、レミ。私、もうすぐ死んじゃうかもしれないんだ」 「リーナは私が直してあげるから!」 人類の文明が滅んだ世界で、頼る者もいない。それでも壊れかけた人形の死を食い止めるため、二人の少女は東の果てにあるという《楽園》を目指す。 ――きっと間に合わない。でも、最後の最後までレミと一緒にいたい。 終わりゆく世界で二人の旅は続く。

感想

人間の少女と自動人形の少女が極寒の滅びかけた世界で《楽園》を目指す。という終末系ファンタジーの王道を往くストーリーでした。人間とロボット?の組み合わせでは基本的に体力の限界や運動能力の限界などの影響で人間の方が弱く描かれるイメージがあるのですが、本作ではニーナが「左手が動かない」「人にゼンマイを巻いてもらわなければ動けない」などの欠点を抱えているため、人側が支える構図になっているのが印象的でした。

辛く、非常な現実に抗う少女達を描いた名作です。終末系ファンタジーが好きな人、百合が好きな人、旅物語が好きな人には是非ともおすすめしたい作品です!

この作品が気になったという方は下のAmazonのリンクからチェックしてみてください!

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(._.)m