ryuunogamenikki

ゲーム・アニメ・ラノベについて書いていこうと思っています

 『また殺されてしまったのですね、探偵様』を読ませていただきました

こんにちは、リュウです。 今回はMF文庫様より『また殺されてしまったのですね、探偵様』を読ませていただきました。 タイトルが長いので今後は公式の略称である『またころ』と書きたいと思います。 f:id:ryuunogamenikki:20211014141314j:plain

またころってどんな作品?

またころは著者「てにをは」とイラストレーター「りいちゅ」で贈られる極上の本格ミステリーです。

ん?てにをはって聞いたことあるぞ?と思った方もいらっしゃるかもしれません。 てにをはさんはボカロPとしても活動しており、代表曲に『ヴィラン』や『ギラギラ』などがあります。 f:id:ryuunogamenikki:20211014141354j:plain そしてりいちゅさんはコミックウォーカーで『ライザのアトリエ』のコミカライズ版を連載しています。 f:id:ryuunogamenikki:20211014141554j:plain 本作は本格ミステリーですが、主人公が何度も生き返るというファンタジー性も兼ね備えています。 10月14日現在、1巻のみ発売されています。

またころに登場するメインキャラ

まずは本作の主人公『追月朔也』 伝説の名探偵、追月断也の息子にして半人前の高校生探偵。殺されても生き返るという特異体質を持ち、殺人事件が起こるたびに被害者として殺されてしまう。 f:id:ryuunogamenikki:20211014142319p:plain

そして本作のヒロイン『リリテア』 断也の解決したとある事件で知り合って以来、追月探偵事務所に身を寄せている少女。朔也の助手として活躍するとともに、朔也が殺された際は生き返るまで介抱してくれる。武芸に長けており、かなり強い。 f:id:ryuunogamenikki:20211014142941p:plain

またころのあらすじ

追月朔也は伝説的な名探偵の父を持つが、殺人事件などの派手な事件よりも浮気調査や猫探しなどの地味な事件を好む高校生探偵。今日も浮気調査の依頼を受け、意気揚々と現場へ乗り込むが、何故か殺人事件に巻き込まれてしまう。しかも被害者は自分自身。探偵として、そして被害者として、朔也は難事件を解決できるのか——!

またころの総評

(殺されても生き返る探偵?そんなんチートじゃん...新たな無双系か?)と思っていたのですが、主人公はそんなに万能ではなく、親しみを覚えられました笑。

犯人が見つかっていない時の緊迫感、ところどころのギャグ、数多くのどんでん返しや伏線回収はどれも高度で、飽きることがなかったです。本編は大きく3つの事件に分けられているのですが、個人的には3つ目の『クーロンズ・ホテルの殺人鬼』が1番スリルがあって楽しめました。

唯一残念な点を挙げるとすれば1番最後のどんでん返しに対するヒントが多く、簡単にオチが予想できてしまう点ですね。それでも他の展開は予想できず、かなり驚かされました。 トータルで見るととても面白い作品で、探偵ものが好きな人ならきっと気に入る作品だと思います。

2巻は出る?

著者てにをはさんの知名度の高さ、KADOKAWA ライトノベル営業アイマのおすすめ5選にも選ばれていること、1巻の内容から考えるに、2巻が発売されるのは99%確定でしょう。ここからの展開が本当に楽しみなので2巻が発売されたら即買いたいと思います!

今回はMF文庫様より『また殺されてしまったのですね、探偵様』について書かせていただきました!最後まで読んでくださりありがとうございましたm(._.)m