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幸せってなんだろう 『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』を読ませていただきました

皆さんこんにちは、リュウです。 今回は電撃文庫様より『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』を読ませていただきました。f:id:ryuunogamenikki:20211020135243j:plain

『死にたがりの聖女〜』ってどんな作品?

この作品は著者「西塔鼎」、イラストレーター「Enji」の『いつかず』コンビで贈られる1巻完結のファンタジー・ドキュメントです。

西塔先生は同じく電撃文庫様より『いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために』や『戦争殺しの姫君と六人の家臣たち ウォ-ロック・プリンセス』などの作品を出されています。 f:id:ryuunogamenikki:20211020135712j:plain f:id:ryuunogamenikki:20211019154019j:plain

Enji先生は色使いが本当に美しいイラストレーターさんで、pixivで数多くのイラストを描かれているので是非チェックしてみて下さい! https://www.pixiv.net/users/14205429

登場するメインキャラ

語り手の【調律官(ウォッチャー)】 常に仮面を被り、寡黙な性格をしている。表向きは【聖女(アーティファクト)】たちのメディカルサポートのために国から派遣された人物とされている。だが裏向きは...? 聖女たちからは慕われており、「先生」と呼ばれている。 f:id:ryuunogamenikki:20211020140950j:plain

メインヒロインの「九重(ここのえ)」 初期に造られた聖女で、現在唯一実戦投入されている。「腐敗」という強力な異能を有しており、敵国からは「舞踏する死神(ダンス・マカブル)」と呼ばれ、恐れられている。 性格は明るく、人当たりも良い。「先生」のことが好き。 f:id:ryuunogamenikki:20211020141359p:plain

九重と同じく最古参の聖女「八刀」 初期に造られたことから、九重と同じく『一桁台(ファーストコード)』と呼ばれている。「事象視」という異能を有している。ある理由から「先生」に対する当たりがキツい。f:id:ryuunogamenikki:20211020142148p:plain

60番目に造られた聖女「六花」 「加速」の異能を有していて、聖女たちの中でもひときわ快活な性格。三七守と仲がよく、いつも訓練などでコンビを組んでいる。 f:id:ryuunogamenikki:20211020142923p:plain

37番目に造られた聖女「三七守」 小柄でやや内気な聖女。「絶対防御」の異能を有している。心臓が生まれつき弱く、よく「先生」の世話になっている。六花と仲がよく、いつも訓練などでコンビを組んでいる。 f:id:ryuunogamenikki:20211020143136j:plain

あらすじ

「連邦」と「帝政圏」の戦争。泥沼化した戦局を打破するため、「連邦」側はある禁忌に手を染めた。 禁忌によって生み出されたモノの名は、【聖女(アーティファクト)】。短命という代償と引き換えに強力な異能を保有する"少女型人工生命体"。 しかし終戦が見え始めると、彼女たちの投入は見送られ、ついには「箱庭」と呼ばれた秘匿訓練施設ごと抹消、闇に葬られようとしていた——。

総評

まず最初に、この作品は1巻完結ですが、『いつかず』を読んでいると、数倍楽しめます。 『いつかず』について書いたブログはこちら↓ https://t.co/dElG6zn13I

『いつかず』は戦時中、『死にたがりの聖女』は終戦後をメインに描かれています。「兵器」として使い道を失われた聖女たちは何を想い、どんな選択をするのか、読めば読むほどハラハラドキドキが止まらなくなる作品でした。

この作品には著者すら蛇足と呼ぶほどの短い後日談があります。読んでも読まなくても良い、そんな蛇足のような後日談が。大体の人は読んで後悔するでしょう。しかし、個人的には読むことをおすすめします。彼の物語から目を逸らさぬように。

そして後日談のさらにその後の物語もあります。こちらは書籍化されていないのですが、カクヨムから無料で全部読めるので是非読んでみてください! https://kakuyomu.jp/works/1177354054890437690

今回は電撃文庫様より『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』を読ませていただきました!この作品が気になったという方は下のAmazonページから是非お買い求めください!

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(._.)m