ryuunogamenikki

ゲーム・アニメ・ラノベについて書いていこうと思っています

もう一度、あの空に—— 『雪の翼のフリージア』を読ませていただきました

皆さんこんにちは、リュウです。 今回は電撃文庫様より『雪の翼のフリージア』を読ませていただきました。 f:id:ryuunogamenikki:20211018103846j:plain

『雪の翼のフリージア』ってどんな作品?

この作品は著者「松山剛」、イラストレーター「ヒラサト」で贈られる、義翼をテーマとしたとても美しいファンタジー作品です。1巻完結のため、忙しい人でもサクッと読める内容となっています。

松山先生は同じく電撃文庫様より『雨の日のアイリス』、『氷の国のアマリリス』、MF文庫様より『君死にたもう流星群』などの作品を出されています。 f:id:ryuunogamenikki:20211018105610j:plain f:id:ryuunogamenikki:20211018105614j:plain f:id:ryuunogamenikki:20211018105618j:plain

ヒラサト先生(平賀まつり)先生はpixivでも活躍されている方で、可愛いキャラを数多く描かれているので、是非チェックしてみてください! https://www.pixiv.net/users/38471

登場するメインキャラ

まずは主人公の「フリージア」 レース中の事故で一度翼を失った『飛翔士(ルーラー)』。元貴族だが、家事もできる。『天覧飛翔会(グラン•ルーラ)』という大会に対して並々ならぬ情熱を持っている。

義翼職人の「ガレット」 天才義翼職人で普段は無愛想でぶっきらぼうだが、子供にだけは優しい。 ブッフォンというペガサスを飼っていて、ある重大な秘密を抱えている...

あらすじ

ここは翼をもつ人々が住む世界。レース中の事故で翼を失うまでは将来有望な飛翔士だったフリージアは、再び空を飛ぶために義翼職人であるガレットの元へ訪れた。 飛翔士たちの最高峰である天覧飛翔会に前代未聞の義翼で出場しようとするフリージアに対して最初は呆れるガレットだったが、フリージアの熱意と覚悟を目の当たりにし、彼女の義翼を作ることに。雪のような真っ白な義翼でフリージアは天覧飛翔会を制することができるのか———。

総評

ファンタジー世界で繰り広げられるスポ根ものを読むのは初めてだったので、とても新鮮な気分になれました。松山さんの文章の丁寧さとシンプルなストーリーが本作の魅力だと感じたので、大人よりもスポーツに打ち込んでいる小学生、中学生、高校生の方がこの作品を楽しめると思います。

この作品はフリージアとガレットの視点が交互に描かれる形式になっていて、フリージアの心情はもちろん、ガレットの心情も読み取りやすくなっています。その反面、1巻完結のためどうしてもエピソードが浅くなってしまっています。ガッツリとしたボリュームを読みたい!という人よりは、通勤・通学の時間にサッと読みたい!という人におすすめです。

今回は電撃文庫様より『雪の翼のフリージア』を読ませていただきました!松山先生の【花シリーズ】の残り2つ、『雨の日のアイリス』と『氷の国のアマリリス』も今後ブログに書きたいと思っています!楽しみにしていてください! 最後まで読んでくださりありがとうございましたm(._.)m